MagSafeウォレットを設計してたら、ストラップも作りたくなった話
MagSafeウォレットを作ろうと思った理由
3Dプリンターは元々、自作キーボードの部品を作るために買ったものでした。
MagSafeウォレットのきっかけは、自分のためじゃありません。友人がスマホとDACを両手で持って操作してるのを見て、「MagSafeでくっつけて固定できたら楽なのでは」と提案して、誕生日プレゼントとして固定アイテムを作ってあげたんです。
これが思った以上にうまくハマって、マグネットで固定する仕組みそのものに手応えを感じました。
じゃあ自分用に何か作るなら——と考えたとき、一番応用しやすかったのがカードケースでした。DAC固定で使ったマグネットの仕組みは、そのままカードを固定するのにも使えそうだったので。
そこからベース・カードフェイス・固定方法をモジュール化した、MagSafeウォレットの設計が始まりました。
気づいたら、方向性が固まった
ただ、カードケース自体はもうたくさん売られています。革製の質感がいいものも、探せば普通に見つかる。
じゃあ何で差別化するか。そこで浮かんだのが「推し活」でした。
最近、推し活に寄せたアイテムってジャンル自体が伸びてます。だったら自分も、そこにフォーカスしたものを作ってみるのはありなんじゃないかと。
ストラップで下げられて、しかも自分の推しの色に染められる。ただのカードケースじゃなくて、そっちの方向にしたら面白いんじゃないか。
そこでストラップ用のスロットを足したベースアイテムを設計しました。
3Dプリントだけじゃ物足りなかった
スロットができたので、あとは紐を通すだけ。最初は本当に、そのへんの紐で済ませるつもりでした。
でもどうせなら見た目にもこだわりたくて、パラコードの手編みに手を出しました。パラコード自体は前から気になってたんですが、ちゃんと編み方を覚えたのは今回が初めて。まずは市販のキットで基本を身につけて、そこから自分なりのアレンジを増やしていってます。
パラコード自体は、見た目だけで選んだわけじゃありません。元々サバイバル用途の紐で、編みをほどけば非常時にロープとして使える強度があります。
正式名称は「550コード」。名前の通り、約250kg(550ポンド)の荷重に耐えられる規格です。外側の編み紐の中に、細い糸が7本入っている構造になっていて、丸ごと使えばロープに、中の糸だけ取り出せば裁縫や釣り糸にもなります。
災害時の応急使いとしては、こんな場面が想定できます。
- バッグの持ち手や靴紐が切れたときの応急修理
- タープを張って簡易シェルターを作るときのロープ代わり
- 荷物をまとめて固定したり、応急の止血帯として使われる場面も
地震のニュースを見るたびに、身につけてるものがいざという時に何かの役に立つかもしれないって、地味に大きい安心材料です。

やってみて分かったんですが、色の組み合わせだけで印象がガラッと変わります。蛍光グリーン×紫は自分の中で「初号機カラー」、蛍光グリーン×グレーは「Razerカラー」。今回はベージュ×ライトブルーという新しい組み合わせも試しました。
コブラ編みでループを作って、ラッピングと装飾ノットで仕上げる。3Dプリントの無機質さと手編みの手触りが並ぶと、思ってた以上にしっくりきました。
これから
MagSafeウォレット本体と手編みストラップは、セットでBOOTHのようなハンドメイド系プラットフォームで販売していく予定です。

ストラップだけじゃなくブレスレットも同じ手法で作ってます。組み合わせ次第で全然違う顔になるので、こっちも選べるようにしたい。
カラー展開は、初号機カラーやフリーザカラーみたいな定番の組み合わせから選べる形と、完全オーダーメイドを両方並行してやっていくつもりです。材料の在庫が増えてきたら、オーダーメイドの幅ももっと広げていきたい。
3Dプリントとハンドメイド、両方自分の手でやってるからこそ組める話だと思います。
続きは、ラインナップが固まったらまた書きます。